旅行中の体調不良と、日本の市販薬の買い方
日本でOTC医薬品(市販薬)を買うときの基本をまとめました。伝えたいことをうまく言葉にできないときは、Pharmacy Talk Japan が手伝います。
旅行でよくあるトラブル
旅先では、次のような不調が起きやすくなります。
- 頭痛
- 発熱・のどの痛み
- おなかの不調
- 乗り物酔い
- 靴ずれ・水ぶくれ
- 虫刺され
- 乾燥・目の疲れ
- 眠れない・時差ぼけ
こうした不調には、日本のドラッグストアや薬局で買えるOTC医薬品が使われることがあります。どの薬が合うかは、薬剤師・登録販売者にご相談ください。
OTC医薬品はどこで買えるか
日本では、薬を買える場所がいくつかあります。品揃えと、相談しやすさが違います。
- ドラッグストア … 品揃えが多く、症状別の棚で探しやすい。
- 薬局 … 調剤が中心ですが、市販薬も扱います。相談しやすい。
- コンビニ … 一部の市販薬のみ。品揃えは限られる。
- 空港・駅・ホテル … 少量のみ。営業時間が限られる。
- 深夜 … 24時間営業の店もありますが、都市部に限られます。
要指導医薬品や第1類医薬品は、薬剤師が不在だと買えないことがあります。営業時間と担当者を確認しておくと確実です。
ドラッグストアにあるもの
ドラッグストアには、薬以外のものも多く並んでいます。旅行中に役立つものを挙げます。
- マスク、のど飴
- 冷却シート、保冷剤
- 絆創膏、包帯、テーピング
- 体温計
- 経口補水液
- 虫よけ、日焼け止め、目薬
棚には「医薬品」「医薬部外品」「化粧品」「雑貨」が混在しています。用途が同じでも区分が違うことがあるので、表示を見て選んでください。
日本のOTC医薬品のしくみ
日本では、処方箋なしで買える薬が、リスクに応じて5つに分けられています。区分によって、店での扱いが変わります。
要指導医薬品
対面での販売が定められており、薬剤師が説明します。
第1類医薬品
薬剤師が説明します。対面のほか、オンラインでの説明が認められている場合があります。
第2類医薬品
一般的な市販薬の多くがここに含まれます。情報提供に努めることとされています。
指定第2類医薬品
第2類のうち、特に注意が必要なもの。情報提供と、相談できる体制が義務づけられています。
第3類医薬品
リスクが比較的低いとされる区分です。
同じ症状でも、年齢・妊娠や授乳・持病・併用している薬によって、選べる薬は変わります。判断は薬剤師・登録販売者にご相談ください。
処方箋薬とOTCの違い
病院でもらう薬と、店で買う薬は、入手のしかたが違います。
OTC医薬品(市販薬)
- 処方箋なしで買える
- ドラッグストアや薬局で購入できる
- 自分で選ぶ。迷ったら店員に相談する
処方箋薬
- 医師の診察と処方箋が必要
- 薬局で調剤してもらう
- 日本の健康保険が使えるのは加入者。旅行者は原則として全額自己負担
- 海外で出された処方箋は、日本では使えない
持参した薬は個人使用の範囲で持ち込めますが、種類や量によっては税関での申告が必要になる場合があります。
薬剤師に伝える
薬を選ぶ前に、伝えておきたいことがあります。言葉に詰まるときは、メモや画面を見せるのが確実です。
- 症状と、いつから・どのくらい続いているか
- 医療機関を受診したか
- 年齢、妊娠・授乳の有無
- 治療中の病気、服用中の薬、アレルギー、過去に薬で体調を崩した経験
その伝えるを、アプリが手伝います
入力すると、日本語と母語を並べた「提示シート」ができあがります。画面をそのまま薬剤師・登録販売者に見せてください。
- 入力内容は端末内にのみ保存され、外部に送信されません
- 9言語に対応(日本語・英語・スペイン語・フランス語・韓国語・タイ語・ベトナム語・簡体字中国語・繁体字中国語)
- 氏名の入力は任意です
- Web版はインストール不要。アプリ版は公開準備中です
本アプリは、薬の選択や使用の判断を行いません。薬の選択・使い方は、薬剤師・登録販売者にご相談ください。
気をつけること
- 用法用量を守る。大人と子どもでは量が違います。
- 同じ成分が別の薬にも入っていることがあります。重ねて飲まないでください。
- 妊娠中・授乳中は、必ず薬剤師に相談してください。
- アレルギーや副作用の経験がある場合は、必ず伝えてください。
- 強い痛み、意識の異常、呼吸の苦しさ、出血が止まらないなどがある場合は、薬を選ぶ前に医療機関へ。
緊急のときは、119番(救急)へ連絡してください。このページは一般的な情報であり、診断や治療の代わりにはなりません。